典型的な「ネズミ講」ですね。 いくら行政が取り締まりを強化しても、手を変え品を変えて、どこからともなく涌いてくる。
2007年9月23日読売新聞から
独自通貨「円天」の健康商品会社、会員5万人への配当停止
高額の配当や、「円天」と呼ばれる独自通貨をもらえるとうたって、全国の会員から多額の「協力金」を集めていた東京都新宿区の健康関連商品販売会社「エル・アンド・ジー」が今年2月以降、配当の支払いを中止し、各地の消費生活センターに苦情が相次いでいることがわかった。
今月20日には、同社が社員の大半を解雇したことも判明。同社の会員は約5万人、集めた資金は約1000億円に上るとみられ、返金を求めて訴訟を起こした会員の代理人弁護士は「不特定多数から資金を預かることを禁じた出資法違反の疑いが強い」と指摘している。
健康補助食品などの製造・販売を目的に1987年に設立された同社は、2004年ごろから全国各地のホテルで演歌歌手やタレントを招いた説明会を開催。「1口100万円の協力金を預けて会員になれば3か月ごとに9万円の配当を支払う」「1年後の満期には元本を返金する」などとうたって、会員の勧誘を始めた。
ほとんどのインチキ会社には、共通点があります。
悪徳会社は、必ずといってよいほど、有名な企業のモノマネをします。
今回のケースでも、有名な「楽天市場」に物まねして、「円天市場」というネーミングをしています。
有名どころの「楽天市場」はインターネット通販、通信販売が楽しめる総合ショッピングモール。ここを利用している消費者はけっこう多いはずです。
一方、それを真似して、類似商標のような「円天」と「円天市場」。
「円天」とは「円天市場」で利用することができる電子マネーなのだそうですが…。
人間は、自分の知らないモノに接した場合、本能的に、それに対して警戒してしまうという心理作用を持っています。つまり、無意識のうちに、防御態勢に入るという心理機構が働くのです。
ところが一方で、自分が知っているモノに対しては、人は警戒心が緩やかになります。人間は本質的に「安心」を求める生き物ですから、これは人間本来の自然な心理作用ともいえます。
なんとも驚くべきことに、悪徳企業は、実に、この点を悪用しようとするのです。 サギも手が込んできたということでしょう。
「安心」するということは、敵側からみれば、消費者が油断している状態なのです。 油断して心にスキが生まれれば、その人が騙される確率もグンと大きくなるわけです。
だから、悪徳企業は、有名企業の「モノマネ」をするわけなのです。
有名な会社の「モノマネ」をしているところには、気を付けましょう。
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